空間認識
まず簡単に図示する。
建築における西欧の空間認識が、それまでの伝統的、閉鎖・完結・静的なものに加え、開放・相互貫入・動的な空間認識を取り入れることになった。 これを、空間認識としての、近代建築の萌芽とよべる。
時系列的に観察すれば、1907年にフランク ロイド ライトが発表したロビーハウスが、近代建築の出発点といえる。 もとより、この
開放・相互貫入・動的な空間認識そのものは、自然界にあるいは非西欧建築においては、つねに存在していたものであって、決して新しく産まれたわけではない。
日本の伝統的建築における空間形成が、近代建築に強く影響をおよぼしていることは、よく知られている。
Robie house 歴史年表 |