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Short short with English summary

「らりるれろ」
近頃、「愛」、「愛子」という名前が目に付きますね。この名前は、1980年代の流行だったそうです。何故か、年月の篩にかかって突然まとまって現れたような感じです。
日本語には、大変優れたところがあります。「愛、愛子、愛チャン、愛ちゃん、愛子さん、愛子様」と言ったり、書いたりするとそれだけで、 およそ、誰のことを指しているのかが解ってしまいます。 我々は、「わたし、わたくし、僕、俺、自分、我輩、朕・・・」、第一人称だけでも数え切れないほどを使い分け、一言で、社会的、身分・地位・距離の関係を伝達します。 「あたい、おいら、わっち、おいどん、わっし」、もうきりがない。 文章を書いていて、頭の中では、「わたし」にするべきか、「わたくし」にするべきか、散々悩み、漢字で「私」と書いて読み手の勝手に任せる結末となり、 はがゆく思うこととなるのも、日本語独特のものです。 英語はズット単純で、女王も、街角のおやじさんも、遊んでいる子供も、"I"、「アイ」です。
これは、言葉の社会的な役割をはたす機能性が高い、日本語の難しさ、面白さですが、言葉には、他にも、まだまだ色々な面があります。 日本人は、“R”と“L”の区別が出来ないとされ、笑われたりします。
しかし、フランス人・イタリー人は、「は・ひ・ふ・へ・ほ」が言えません。 イベット・ジローが「ばら色の桜と白い林檎の花」を日本語で、 「sakura no ana wa barairo」と歌っていました。 あの、"Paris Hilton"、"Hotel Hilton"のヒルトンもフランス・イタリーでは、「イルトン」です。  ドイツ人は、「さ・し・す・せ・そ」が言えません。 「鈴木さんは、薄野で、すき焼きを食べた。」 彼らには、これは、難問です。 「ズズキサンヴァ、ズズキノデ、ズキヤキ・・」となります。 ドイツの"SUZUKI Motors"は、もう名前の読み方でハンデを負っているのかも知れません。  アラビア語の文字は、アルファベットのような表音文字ですが、ほとんど子音のみで構成されています。だから、「モハメッド」と「マホメッド」 の区別はつかないことになります。
もちろん、文字と発音の関係は定まったものではありません。
我が国では、「ベルイマン」は、映画監督。「バーグマン」は、 美人女優と区別します。 英語圏では、二人とも「バーグマン」。 本来のスエーデンでは、二人とも「ベルイマン」です。  中国語では、表意文字の漢字でなんとか発音を写そうとします。 USAは日本語では、「米国」と書きますね。 中国が、最悪の関係だった毛沢東の時期でも「美国」と書いていました。 ちなみに、中国式のフランスは、「法国」。ドイツは、「徳国」。英語圏内でも、発音の問題があります。
そもそも、「女王」という意味からきた、"Regina"という女性の名前があります。これを米国風に発音すると・・・・。 同様に、地球の惑星、はずれの方にある天王星は、"Uranus"ですがこれも・・・・。(上記の耳を疑う詳細は、米語に堪能なお友達に伺って。)
世界は広いですね。 お正月には,どうしてもお酒を飲みすぎて、呂律(ろれつ)が回らなくなります。 「RoReTsu」だったかな。「LoLeTsu」それとも、「RoLeTsu」?
"RA RI RU RE RO"
"Ai", "Aiko", these are names of Japanese girls, can be older girls'. It is said that these names were popular in 1980's. Recently, in Japanese mass media, often appear these names as actresses', good athletes' or a person in focus.
Japanese is an excellent language from an aspect. When a name is mentioned in such manners, "Ai", "Aiko", "Aichan", Aikosan" or "Aikosama", we immediately identify who the mentioned person is just by the differentiation of the suffixes often together with the verbs added with prefixes.
We daily choose one of the first personal pronouns from many alternatives as "Watasi", "Watakusi", "Boku", "Ore", "Jibun", "Wagahai", "Chin", "Atai", "Oira", "Watchi" and others, after the purpose for conveying the message with nuances of the social status.
In English, Queen, a man on the street or a playing child calls oneself just simply "I".
We may say Japanese is an interesting language with a well-developed function to express the social relationship, but is not an easy language. In the world there are many languages with many original peculiarities.
We the Japanese have a great difficulty to distinguish "R" from "L".  Rice or lice? Raw or law?
For the French and the Italians "h" sound does not exist.  Paris Hilton sounds Paris Ilton in Paris.
Germans have difficulty to pronouns "s". "Suzuki ate Sukiyaki at Susukino." becomes "Zuzuki ate Zukiyaki at Zuzukino. " SUZUKI Motors might have the sound barrier in Germany.
Arabic script is composed mostly by the consonants. "Mohamed" and "Mahomed" and "Muhammad" can be a same person "Mhmd".
Chinese try to establish the system "one character, one definition, one pronunciation". But it is much common in the world that a letter relates, case-by-case, to a different sound.
We Japanese distinguish a famous movie director Bergman and a beautiful movie star Bergman, pronouncing director "Beruiman" and actress "Baaguman". Chinese people work hard for finding suitable characters for foreign words. USA has been scribed "Beautiful Nation" even under Mao's regime, because a Chinese character "beauty" sounds "mi". "Mi nation" is America. By the way, France in Chinese way is "Law Nation", in Japanese way "Buddha Nation".
Our world is full of variations.
When you get tipsy you lose a good control of pronunciation. In Japan we say he misses "Roretsu".   Is it "Ro,Re,Tsu" or "Ro, Le, Tsu" or "Lo, Le, Tsu"? ? ?

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